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日本の危機!!政府の少子化対策が的外れな理由を解説

はじめに:少子化対策の違和感、どこにある?
2025年、日本社会が直面している最大級の課題のひとつが「少子化」です。
政府はこれまで「異次元の少子化対策」と銘打って数々の政策を打ち出してきましたが、多くの国民、とくに30代〜50代の現役世代からは「どこかずれている」「現場の実情と合っていない」との声が聞こえてきます。
なぜ、政策が打たれても出生率は下がり続けるのでしょうか?
そして、なぜ「異次元」とまで言われた対策が国民の心に届かないのでしょうか?
この記事では、2025年時点の少子化対策の内容を冷静に振り返りつつ、「ずれている」と感じる根本的な原因を多角的に分析し、本当に必要な支援と未来志向のアプローチを考察していきます。

第1章:少子化の現状と政府が打ち出してきた主な政策(2020〜2025年)

まずは、事実としての少子化の現状と、これまで政府が打ち出してきた政策を振り返ります。
● 出生数の推移
・2022年:出生数約77万人(過去最低)
・2023年:出生数約75万人
・2024年:速報値では73万人を下回る見込み
・合計特殊出生率:1.3前後を横ばい〜下降中
● 主な政策内容
政府は以下のような施策を中心に展開してきました。
・出産一時金の引き上げ(42万円→50万円)
・児童手当の拡充(所得制限撤廃、対象年齢の延長など)
・保育園・幼稚園の無償化の維持
・不妊治療の保険適用範囲拡大
・育休給付の増額・取得促進キャンペーン
これらはいずれも「財政支援」を中心とした施策ですが、果たしてこれだけで「子どもを産み育てたい」と思える社会は実現するのでしょうか?

第2章:的外れとされる3つの論点

ここでは、「なぜ政策が的外れと感じられるのか」を3つのポイントに分けて掘り下げます。
2-1. 財政支援一辺倒の限界
確かにお金は大事です。ですが、現実には以下のような課題があります。
・出産や育児にかかるトータルコストの見通しが立たない
・教育費・住宅費・老後資金など、長期的な負担感が重い
・単発の手当では将来の不安が解消されない
つまり、「一時金や給付金で安心できるレベルではない」のです。しかも、制度が複雑で「自分が何をどこまで受けられるのか分かりづらい」という声も少なくありません。

2-2. 若者の価値観と人生設計を無視

現代の若年層(20〜30代)は、以下のような特徴を持っています。
・結婚・出産=幸せ、という価値観が一元的ではない
・キャリア志向や自由なライフスタイルを重視
・将来への不安(収入、老後、社会保障など)から慎重な選択をする傾向
このような価値観を前提にせず、「手当を出せば子どもを産むはずだ」という前時代的な発想では、若年層の心には響きません。

2-3. 地域格差と都市集中の見落とし

東京圏に人口が集中する中、地方では出会いの機会すらないという声も多く聞かれます。
・地方では若者の流出が止まらず、未婚率が高まる
・都市部では共働きでも生活が厳しく、育児との両立が困難
・公共交通機関や保育施設の不足など、生活インフラに格差がある
全国一律の政策では、このような地域ごとの実情に寄り添えていないのです。

第3章:現場の声|30代〜50代が感じるリアルなハードル

ここでは、実際に子育てをしている、あるいは将来を見据えている30〜50代の声を紹介します。
・「共働きでも保育園の送り迎えだけで毎日がギリギリ」
・「家を買いたくても、教育費が心配で踏み出せない」
・「親の介護と子育てが重なってしまう“ダブルケア”が現実味を帯びている」
・「制度の情報が散らばっていて、何が使えるのか分からない」
・「税金は取られる一方で、リターンが見えない」
これらの声から見えるのは、「制度の断片的な支援では足りない」という事実です。生活のトータル設計を支える視点が求められています。

第4章:海外の成功事例とその違い

世界には、少子化をある程度改善した国も存在します。代表的なのはフランスやスウェーデンです。
● フランスの例
・手当や制度が分かりやすく、包括的な家族政策
・シングルペアレントにも支援が厚い
・保育の選択肢が多く、女性のキャリア維持がしやすい
● スウェーデンの例
・父親の育休取得が当たり前
・育休中もキャリアのブランクが評価に響かない
・教育が無料で、長期的な支援が整っている
いずれも「社会全体で子育てを支える」構造が機能しているのが特徴です。日本のように、親に過度な負担を求める構造とは根本が違います。

第5章:本当に必要な支援とは何か?

少子化の原因は単一ではありません。よって、以下のような多層的な支援が必要です。
・長期的な住宅・教育・医療費支援
・正社員だけでなく非正規雇用者にも届く制度設計
・ライフステージごとに支援が自動的に切り替わる仕組み
・子育ての社会的評価(企業や地域での支援文化)
また、「人生における選択肢の中に自然と出産・育児が含まれる社会」を作ることこそが本質的な少子化対策なのです。

第6章:民間・地域・企業の可能性

すべてを政府に委ねるのではなく、企業や地域、民間団体の取り組みも重要です。
・企業による柔軟な働き方の提供(テレワーク、短時間正社員など)
・地域コミュニティによる子育てサポート
・保育士や教育者の待遇改善による質の向上
・子育て世代向けの住居提供や支援策(シェア型住宅など)
これらが連携することで、「子どもがいる生活=負担」から「自然で豊かな生活」へとイメージが変わっていくはずです。

第7章:政府が向き合うべき本質的な課題

最後に、政府が向き合うべき核心的な課題を挙げます。
・子育てを「家庭の責任」に閉じ込めない仕組みづくり
・社会全体で「子どもを育てる」文化の再構築
・ライフデザインの多様性を前提とした制度設計
・情報の一本化とアクセスの簡略化
・利用しやすい制度・負担感の少ない申請プロセス
これらは、単なる制度の見直しにとどまらず、日本社会全体の価値観や構造を見直す必要があるテーマです。

まとめ:未来につながる少子化対策の再定義

「子どもを産みたいと思える社会をどう作るか」
この問いに真剣に向き合わなければ、どんな財政支援も焼け石に水です。
本当に必要なのは、お金ではなく「希望」や「安心」のある社会設計。
それは、制度の数字をいじることではなく、「暮らしの中にある不安と願い」に耳を傾けるところから始まります。
少子化は「自己責任」の結果ではありません。社会全体の仕組みの結果です。
だからこそ、政治だけでなく、私たち一人ひとりの価値観と行動も問
われているのです。


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京都・祇園の老舗クラブ「松香-しょうか-」は、創業20年以上の高級クラブ。伝統と粋を感じる京町家空間で、美しい女性と過ごす特別な夜をお楽しみいただけます。ブログ担当が普段から気になる関西ビジネス時事ネタや地元京都・祇園にまつわる情報をお届けします。松香-shoka-